
戸建てにしてもマンションにしても、人生で最大の買い物なんですから、キャッシュで一括という人の方が少数派。
となると、気になってくるのが
「どこの銀行で住宅ローン借りようかな」という点。
元々付き合いがある銀行があればまだ話は早いのですが、自営業者でもない限り「いつもの取引先銀行」って給与振込で使用している銀行くらいしか思いつきません。
また、借りる金額も高額ですから金利も気になるところ….。
もう一体どこの銀行選べばいいの??とお悩みならば、まずはそれぞれの銀行の特性から把握していきましょう。案外「相性」って存在するんです。
まずはざっくりと銀行の特徴を知ろう
「いやいや、ゆーてもどこの銀行も変わらんでしょ」と達観するのはまだ早い。
まずはざっくりとそれぞれの銀行の特徴を把握して、自身にあった申込先を検討しましょう。
銀行 | 特徴 |
都市銀行 |
東京や大阪など大都市に本店を置く銀行。(例:みずほ銀行、三井住友銀行など) 広域展開をしているので「元々熊本は地元じゃない」「転勤の可能性が」という方に。 |
地方銀行 |
地方に本店を置く銀行。(例:肥後銀行など) ATMの数が多いので入出金の回数が多い人にとっては便利。 |
信託銀行 |
通常の銀行業務に加えて、相続の手続き、相談も請け負ってくれる。 住宅ローンのみならず、財産や資産相続の相談もゆくゆくは…という人向け。 |
ゆうちょ銀行 | 昔でいうところの「郵便局」。地方銀行と同等レベルにATMがあるので使いやすい。 |
ネット銀行 |
インターネット銀行。直接店舗を構えていないので、金利をお得に設定していることが多々。 |
ざっくり分けるとこんな感じです。
あとは「銀行」というカテゴリではありませんが、業務内容として銀行と同じことをしているのが
- 信用金庫…その土地に設置された禁輸機関。地元密着型で地域の活性化をになっている。
- JAバンク…農業資金のみならず各種ローンも対応可能
の2つです。
貯蓄用と普段使い用の2つの口座を使い分けるのも手
それぞれの特徴が分かったところで、次はどの銀行を選ぶのか?という点が問題です。
面倒さを嫌うのであれば、すべて1つの金融機関でまとめた方が確かに便利なのですが、それぞれの得手不得手が存在します。
例えばネット銀行。
確かに預貯金の金利は高く、住宅ローンなどのローンの金利が低いという魅力は存在します。
しかし、普段の生活費もその口座に入れてしまうと、今度は引き出しの際に手数料が都度発生してしまう…という事も。ネット銀行が提携しているATMって、コンビニATMが多いので、そのたびにコンビニ行って手数料支払って、って考えると、普段使いにはちょっと不向き。
なので
「住宅ローンはネット銀行」
「普段使いは自宅そばにある地方銀行」
など、使い勝手で分けるのも方法です。
まとめ
申込先銀行を金利だけで選んでしまうと、いざ返済が始まったときに「職場からATM遠い。面倒」「記帳できないの不安」など、ちょっとしたモヤモヤが出てしまうことも。
ここのモヤモヤって案外ずーっとわだかまりとして残っていくものなんです。
まずはそれぞれの銀行の特徴を把握して、その上で自身との相性を考えてみましょう。
最長で35年お付き合いする返済なんですから、金利にプラスして、自身の生活とあっている申込み先なのか?も、一緒に検討していくといいかもしれませんね。
ぜひ参考に。