予算が足りないからって気軽に夫婦共有名義で住宅ローンに申込みしちゃいかん

LIFE PLAN

共働き世帯だと、夫婦どちらの名義で住宅ローンの申込みをするのかで迷う事もありますよね。

特に妻の方が高く収入を得ているご家庭は切実です。

「ローンを通すためには、おそらく自分が申込みをした方がよかろう…」
「でも、多分プライドがズタズタにならすだろーなー」とか、脳内で色んな事が駆け巡ります。

確かに夫1人の収入では、希望融資金額に届かない場合には、夫婦共有名義で住宅ローンを申し込むのも方法の1つです。

でもこれ本当にしっかりと考えておかないと、とんでもなく面倒な事になりますよ!

共有名義にすると融資してもらえる可能性は高くなる

先に結論から言うと、夫単独で申し込むよりも夫婦共有名義で申し込みをしたほうが、住宅ローン審査に通る可能性は高くなってきます。

単純に収入が増えますので、返済比率が下がり、無理のない返済だとみなされるためですね。

もちろん収入面だけで審査が決まるわけではありませんが、少なくとも単独申込みよりは収入面での項目はクリアしやすいものです。

妻単独での申込みはあまりおすすめできない

「妻のほうが収入は高いから」と、妻単独で住宅ローンに申込みを行うことは、あまりおすすめできません。

妻が申込みを行ったことで、審査する保証会社の第一印象は「なんで?」です。

やはり夫名義で申込みをするのが一般的ですから、あえて妻名義だというこの時点で審査のハードルが上ってしまいます。

連帯保証人でもない夫の信用情報は調べることができないので、「ひょっとしたら夫、相当借入れをしている?」「債務整理でもしてんのかな」と、あらぬ疑いをかけられ、結果不安要素ありで審査に落ちてしまう事も珍しくはないのです。

夫婦共有名義で起こり得る面倒さ その1:適当に持ち分を分けると贈与税

「2人の家なんだから半分こね」と、安易に持ち分を決めちゃダメ!!

持ち分はどちらがどの程度出資したのかで分けておかないと、下手すりゃ贈与税という本来なら支払わなくてもいい税金が発生してしまうのです。

出資した金額が多いのに、持ち分が半分こになれば、その分「贈与しましたね、しちゃいましたね」って税金が発生するんです。

ややこしい税の話になるので、詳しくは割愛しますが、持ち分だけは「夫婦仲良く半分こ」なんてしちゃいけません!

夫婦共有名義で起こり得る面倒さ その2:年末調整かなり面倒

毎年、忙しい時期に限ってやってくるのが年末調整。生命保険や地震保険などを記入するのだけでも超絶面倒なのに、この上、住宅ローン控除が入ってきます。

しかも2人分。

しかも持ち分によって計算が異なるから手計算。

しかも「この金額は間違いなく私が支払う金額ですよ」と書いた書面に、配偶者のサインと印鑑が必要。

もう考えるだけでも面倒の極みです。

夫婦共有名義で起こり得る面倒さ その3:離婚するとき本当に大変

もう最終的にはこれです。離婚。

どんなに仲がいい夫婦でも、別れるときは別れます。それは大した話ではありませんが、問題は住宅ローン今後どうするのかという点。

どちらかが家を出たとしても、共有名義であるがために今後も支払いは発生しますし、もし売却となっても2人の同意が必ず必要になってきます。

別れても円満な2人なら気軽に連絡すればいいのですが、「もう連絡先も分からない」とかなら大変です。売るに売れません。

そのためもし離婚になれば融資先の銀行に、状況を説明し共有名義から単独名義に変更する必要が出てきます。

まとめ

忘れてはいけないのが、妻の産休・育休中です。収入がグンと下がりますから、返済する事が厳しくなるのは明らかです。

本当はまだ子供と一緒にいたいのに、住宅ローンのために育休を早めたりしたらきっと後悔も出てくることでしょう。

そのため「予算が足りないから」と安易に共有名義にするのではなく、まず将来の家族設計や収支のバランスから見直し、夫1馬力になっても無理なく返済できる予算を組んでいくことが重要になってきます。

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