
決して安い!お買い得!!とは言えないのが住宅購入予算。高い費用であるからこそ、もし値引きしてもらえるなら、それに越したことはありませんよね。
でもどのタイミングで値引き交渉をしていいのか分からない…。
そもそも値引き交渉ってしていいの?
と、謎は深まるばかり。新築戸建てでも値引き交渉はありなのかを見てみましょう!
新築戸建ての値段交渉はアリだがリスクが高い
結論から言えば、アリです。
でもそれと引き換えに出てくるリスクが高いので、決しておすすめはできません。
中古と違い、新築戸建ては今から建てるという段階で交渉を行いますよね。値段を下げるという事は単純にグレードが下がるのみです。
例えばそのグレードが水回りの設備など、あとから交換が可能なものであれば特に問題ありません。しかし基礎部分や断熱材や耐震などの構造部分のグレードダウンは、取り返しがつきません。
家の主軸部分のグレードを落とすならば、値下げ交渉を行うよりも違う住宅メーカーに相談する方が賢明です。
家一軒を建てるためには様々な人が動く
うっかり忘れがちになりますが、家一軒を建てるのって実に様々な人が動くわけです。値下げ金額が単純に住宅メーカーの利益のみならばいいのですが、どこの費用を削るのかは住宅メーカー次第だと思いませんか?
支払い金額だけを考えるならば、利益をケチっても、材料費をケチっても、人件費をケチっても、同じなのです。
だったら、自社の利益は確保したい、と思うのが心情ですよね。
そうなると削除される部分はどこなのか?を考えれば、本当にここで値引き交渉を行って利はあるのか?の答えは出てきます。
そうです。
値引きの代償として安全性と快適さがなくなる可能性も否定できないので、簡単におすすめはできません。
中古物件ならば全然あり!
すでに住宅として完成している中古物件ならば、値引き交渉はアリです!というか、むしろ売主も値引き交渉ありきで値段を設定していることが多いものです。
分かりやすく考えるとフリマアプリと同じですね。諸経費(送料)なども含め、「まあこの値段で売れたらラッキー」くらいな設定をしているので、値引き交渉しても問題はありません。
むしろ、ある程度購入費を抑えないと、その後のリノベーション代金も出てきますから常識の範囲内で値引き交渉を行う事は問題ありません。
新築マンションは値引き交渉OK?
新築マンションも値引き交渉を行う事は問題ありません。戸建てと大きく異なる点は、1室だけやたら基礎部分が変わるという事がない点です。
「値引きしたからその分、品質が落ちる」という事が構造的にあり得ません。
そのため安心して行えますが、その分、方角が悪かったり部屋が他と比べて狭かったりなどの可能性は出てきます。
また大幅値引き可能な部屋は、売れ残りであることも考えられますので、そこを加味しても「我が家には問題なし」という事であればお得な買い物ができます。
まとめ
新築戸建てでも値引き交渉は可能です。しかしその分、どこの部分でコストカットを行うのかは事前にしっかりと確認しておく必要は出てくるでしょう。
住宅部分の予算は確かに高額です。
しかし単純に住宅そのものの予算を削るよりも、生活費での固定支出を押さえればその分、安心して住宅を建てられる可能性は出てきます。
まず生活に無駄な支出はないのか?を検討していく事から始めることをおすすめします。