
市と比較すると人口が少ないため、子育てに関して支援に力を入れているのが町です「のどかな人と風景で、落ち着いた環境で子育てができる」と町へ移住を検討している人も増えてきています。
しかし悩むべきは、一体どの町がいいの?という所です。元々実家がある人などであればさほど悩むことはありませんが、まったく縁もゆかりもない町で暮らすのですから、ある程度条件がいいところを選びたいものです。
そこで今回、熊本県下の町で、独自に行っている子育て支援を郡ごとにまとめてみました!
玉名郡で手支援が厚いのは南関町
では、まずそれぞれの町が独自で行っている子育て支援から見てみましょう!
玉名郡での1位は、南関町。圧倒的補助の高さですよね。特に注目すべきは、未就園児でどの保育園・幼稚園にかよっていない間でも「家庭内保育世帯応援金」が出ること。
これ通常の子ども手当とはまた別にっていう事ですから、太っ腹度が違います。
菊池郡で支援が手厚いのは菊陽町
菊陽町は子育て世代に人気のある町の1つですから、問題は待機児童です。しかし待機児童でも助成金が出ますから、無認可に預けてもさほど家計に影響しにくいのではないでしょうか。
阿蘇郡で支援が手厚いのは高森町
やはり産後、誰にも頼ることなく子育てしているママは孤立しがちです。高森町では子供が2カ月になった時点で、予防接種の案内と共にママの産後鬱チェックも行います。
そこで、特にうつ症状がなかったとしても日々の「こういう時どうすれば…」という悩みも相談しやすいので、安心ですね。
上益城郡で支援が手厚いのは山都町
出産祝い金が第一子から出て、通学費も助成が出る山都町。上益城郡内で最も子育てに手厚い町と言えるでしょう。
上益城郡内の町の特徴としては、乳児よりも就学してからの支援が手厚い印象です。そのため「もう赤ちゃんじゃないんだけど…」というご家庭が移り住むにはピッタリではないでしょうか。
球磨郡で最も支援が手厚いのは多良木町
球磨郡内の町の子育て支援は、出生祝い金が第一子から出す自治体が多いのが特徴です。その中でも多良木町は給食費半額助成や、学童とは異なる独自の「放課後子ども教室」を展開し、子どもが1人にならないように取り組みを行っているのが特徴です。
※湯前町は独自の子育て支援がなかったので記載していません。
下益城郡美里町は第三子以降に10万円
下益城郡下での町は、美里町のみです。
美里町独自の子育て支援は以下のとおりです。
・美里町に3年以上住所を有し、かつ、当該支給対象児(本町に住所を有する第三子及び第四子以降の児童)と生計を同じくする保護者に支給します。
第三子 100,000円
第四子以降 200,000円
・18歳まで医療費無料
・チャイルドシート貸付
・インフルエンザ予防接種予防 1回の接種につき1,500円を上限
第三子以降から10万円が町から支給されます。またこれからの季節に嬉しいのがインフルエンザ予防接種の助成金です。上限1,500円と決まっていますが、あるとないのでは大違いですよね。
八代郡氷川町は乳幼児に手厚い
八代郡下での町は氷川町のみです。
では氷川町独自の子育て支援をみてみましょう。
・すこやか赤ちゃん出産祝金
次世代を担うお子様の誕生を祝し、1年以上引き続き町内に居住する保護者の方に以下の祝い金を支給します。
第一~三子:10万円 第四子:30万円 第五子:50万円
・医療費支援 中学3年生までのお子さんの医療費は無料です。
・産前産後ホームヘルプサービス事業
●食事の準備、後片付け ●衣類の洗濯、補修 ●居室等の掃除、整理整頓
●生活必需品等の買い物 ●ミルク授乳 ●おむつ交換 ●兄弟の世話 などのサービスを受けることができる。
利用時間帯:午前8時~午後6時までの原則1時間
利用料:自己負担額1時間 0円
支援内容を見て分かるようにとにかく乳幼児期のフォロー体制がすごい!の一言。1時間といえど無料でヘルプをしてくれるのはありがたいものですよね。
食事の準備から兄弟の世話まで見てもらえます。
芦北町・苓北町
葦北郡芦北町と、天草郡苓北町それぞれの子育て支援は以下のとおりです。
【芦北町】
・妊婦歯科健診
・子ども医療費18歳まで
【苓北町】
・誕生祝金一子 1万円 第二子 3万円 第三子以降 5万円を給付
・子ども医療費 中3まで
どちらも子育てだけに重きをおくのではなく、移住促進に力を入れている町です。
まとめ
それぞれ郡ごとに分けてみましたが、やはり細かくみると町独自の取り組みをしているところがほとんどでした。
個人的には玉名が手厚いなあと感じましたが、どこに魅力を感じるのかは人それぞれ。我が家にあった支援をしている町を見つけてみるのも楽しいものですよ。ぜひ家探しの参考に。