
さあ持ち家を建てよう!と決まれば、あとは「どんな家にするのか?」という問題が出てきますが、それよりも重要なのは「住宅ローン本当に審査に通るのか?」という問題です。
どんなに気に入ったハウスメーカーや住宅があったとしても、そもそも審査に落ちてしまえば何の意味もありません。
また住宅ローンの返済に対して強い不安感を抱くこともあるでしょう。
どんな家にするのか?よりも先に住宅ローンの事前審査をしていた方が明確なビジョンが見えてきますよ。
住宅ローン審査は2つある
「でもまだ戸建てなのかマンションなのか決めてない」「もっと言えば新築なのか中古なのかすら決まっていない」という段階で、住宅ローン審査?できるの?ってなりますよね。
結論から言えば可能です。というより、むしろしておいた方がいいでしょう。
仮審査までしておけば本当に借りられる金額が明確なので、予算も組みやすくなりますし、住宅メーカーなども「仮審査に通っている」と伝えれば、その予算内でプランを提案しやすくなるので、まさにWIN-WINなのです。
でも住宅ローンの審査って、「事前審査」と「本審査」の2つあるんです。
事前審査に通れば絶対に申込みをしなくてはいけない?
事前審査とは、ざっくりと融資がそもそも可能なのか?を調べる審査です。銀行によっては「仮審査」と呼称しているところもあります。
もちろんまだ仮の状態ですから、審査に通ったとしても絶対に申込みをしなきゃいけない!という事ではありません。
ただ「おお!この銀行でこの予算なら本審査いってもいいかな」と前向きに善処する場合には、「〇週間以内に本審査に申込みを行わないと、最初から仮審査やり直し」となっているので、そこだけ注意が必要です。
まあ仮に本審査の期限まで申込みができなかったとしても、また仮審査からやり直せば済む話なので、さほど本審査のためだけに急ぎ結論を出す必要はありません。
本審査で審査落ちする可能性も0ではない
「仮審査に通ったんだから本審査もいけるでしょ」と安易に考えるのは危険です。
確かに本審査といっても、仮審査で提出した書類と申告した数字に相違はないか?と調べる程度なので、本審査で審査に落ちる可能性は低いものです。
しかし可能性として0ではありません。
例えば仮審査の審査が通った後に、やたらと借入を増やしている場合や、他社返済が遅れてしまっている状態ですと、本審査で落ちてしまう原因となってしまいます。
そのため仮審査に通ったら、できる限り通った時点の状況を維持していく必要が出てきます。
仮審査は「目安」として利用する
先に話したように仮審査に通ったからといって確実に本審査も通るという事ではありません。
また、仮審査のあと絶対に本審査までしなくていけない、という事でもありません。
そのため、あくまで1つの「目安」としてとらえておけばOKなんです。
仮審査は多くの銀行でネット申込みが可能
仮審査は目安って言っても、それだけのためにわざわざ会社休んで銀行に申込みに行くっていうのも面倒なものですよね。
そこで活用したいのがインターネット。
多くの銀行で、仮審査はWEB申込み可能としているのでWEB申込みを活用すれば、時間帯問わず利用可能です。
同時に何行でも申込みをしてもいいの?
「どうせインターネットで申込みをするのならば、審査に落ちてしまった保険として同時に他の銀行住宅ローンにも申込みを…」と考えてしまいますが、そういった方法を選択するのも有効です。
なにせ最長でも35年のお付き合いになるローンなんですから、せめて金利が低かったり団信の内容がいいところに申し込みたいものですよね。
ただし、本審査は1行のみです。
また同時申込みも出来る限り2~3行程度に抑さえておいた方がいいでしょう。
まとめ
事前審査は、まだ何の住宅を購入するのか未定な状態であっても、申込みをすることはできます。その結果をもってそこから予算を立て、無理のない返済計画を立てたほうが安心ですよ。
また仮に中古物件の場合は、どうしても早いもの勝ちになってしまいます。気に入った物件があっても同時に複数の人が「うちが買います」となれば、先着順なのですが、先に事前審査に通っていれば、売主としても「仮審査まで通ってる人の方がいいな」と優先的に選んでくれる可能性もありますよ。
住宅ローンで悩むのならば一度先に事前審査を活用してみてはいかがでしょうか。