【夫VS妻】頭金は両親に頼むのが普通なの?

LIFE PLAN

いざ見積書を出してもらったが予算オーバー…。よくある光景ですよね。ここで「予算オーバーだけどどうにかならないかな」と夫婦で模索する中で「そういや両親が頭金くらいは出すって言ってた」となった場合が問題です。

そのまま恩恵を受けるのもアリ?いや同居じゃないんだから、そんな貰うわけには…。これもう夫婦で絶対に揉めるパターンです。

もうここはあくまで価値観の問題なので、どちらが正しい、間違っているとかはありません。でもどっちを選んだとしても起こりうるリスクは事前に知っておきましょう!

夫婦の価値観がまさか頭金で出るとは

どんなに仲良し夫婦であっても、もとは他人です。生まれ育った環境が違うんですから、ささいなところでも価値観は異なってきます。

それでもお互いに話し合い、折衷案を出せればそれに越したことはありませんが、行き違いが起きるとどうしても相手の立場を思いやれない事も多いものです。まずは互いの言い分から見ていきましょう。

自分たちの事は自分でしたい派の意見

特にこの意見は夫側に多いようです。

同居ならばともかく成人して結婚までした2人の家なんだから、そもそも親にお金を出してもらうという感覚がわからない。

予算が見合わないならば、その分、予算を下げればいい。それだけの話なのに。親に支援してもらってまでも家は欲しくない。というセリフは、よく肥後もっこすから聞きます。

つまり両親にお金を支援してもらう=自立できていないという図式が脳内にあるので、援助を受けることで自分のプライドが傷つく…という思いが根底にあります。

親に頼って何が悪い

一方この意見は妻側に多いものです。

別にこちらから頭を下げて援助を申し出た訳じゃない。話の流れでそうなった、ってことを言っただけなのに、なんであんなに怒るのか理解不能。

頭金を出してもらえれば、その分住宅ローンの借り入れ金額も少なくて済むから、万々歳じゃないの。大体家計を管理してるのは私なのに。もうなんね、腹が立ってきた。

大体あいつはトイレの電気もいっちょん消さんで。そういう電気代の無駄は棚に上げてたい…と、もう怒りが収まりません。

援助を受けてもいいんじゃないかという派の根底にあるのが、親御さんが支援を申し出たから。という気持ちと、少しでも借入金額が減ればその分、家を諦めなくていいのにプライドなんて捨ててしまえ!!という思いです。

住宅の頭金を親に出してもらう事で想定されるトラブル

互いの言い分が分かったところで、あとはどの部分で折り合いをつけるか、という点です。まずは両親に住宅の頭金を出してもらうことで想定されるリスクを見てみましょう。

そのリスクと現在出ている見積もり予算を天秤にかけて、夫婦で話し合うきっかけを作った方が、無駄に怒らずに済みますから建設的な話し合いもできるものです。

贈与には贈与税がかかる

昔のお小遣いのような感覚でお金をもらうと、税金が発生してしまいます。今回は贈与に関するお金なので「贈与税」がその対象です。

とは言え住宅購入では非課税額が増える制度があるので、100万200万程度の贈与であれば非課税なので、問題ありません。

消費税増と住宅を購入する年にもよって上限は変動しますが、消費税10%で2019年4月1日~2020年3月31日までに契約した場合の上限金額は3,000万円です。

つまり3,000万円を超える金額を両親から贈与した場合には、贈与税が発生します。

アポなし訪問地獄

金額に問わずお金を出してもらった以上、今後はなかなか強気には出れません。もし孫が生まれれば、高確率で出てくるのが、アポなし訪問です。

援助したことで「息子の家」「娘の家」から「我が家のセカンドハウス」という認識になってしまう人が多いものですから、連絡もなく突然現れる事も珍しくはありません。

「してやったのに」攻撃

トラブルがなければ全く問題ないのですが、一度援助を受けると、事あるごとに言われる可能性が高いのが「してやったのに」攻撃です。

何故でしょうね。不思議なんですけど、この傾向って年齢を重ねるごとに強くそして深くなるようです。誰が援助を言い出したとかそんな事は問題ではないのです。

要は「うちがお金を出してやった」この事実のみで延々と言われる可能性が高いんです。

「あん家ば建てる時に、うちが頭金ば出してやったのに」「もうあん嫁な」ってよく聞きますもん。もちろんこれもごく一部にしか起こりえない事ですが、可能性としてゼロではありません。

そのためもし援助を受けるとしても、完全なる贈与ではなく貸付扱いにしてもらった方が、互いに遺恨が残りにくいものです。

そもそも頭金って無理に入れなくてもいい

そもそも論なんですが、別に頭金って無理に入れなくてもいいんです。そりゃあった方が、借入金額を押さえることができるので、資金的に余裕が生まれます。

でも別になくたっていいんです。

頭金がないとローンが下りない予算を貫く方が、非常にリスクが高くなってきます。

そして人間不思議なもので、頭金を援助してもらうとその分、家具などが少しずつランクアップしたものを選ぶ傾向にあるので、トータルで考えれば援助を受ける前と後、さほど金額が変わらない、という事も珍しい話ではありません。

まとめ

頭金の援助の有無は夫婦間でも意見が分かれるところです。しかし自分の意見ばかり言っていても話は平行線です。

まずは援助を受けることで起こりうるリスクが、自分たちに該当しなのかをしっかりと見極め、そこから話し合いを進めていった方が、互いに冷静に話ができるのではないでしょうか。

またもし援助を受ける事になったとしても、今後もフェアな関係を保つため贈与ではなく、借入にしてもらい毎月返済をする選択肢をおすすめします。

メルマガ登録でCRASの住宅雑誌をゲット!