
住宅ローンの申込先を検討する際に、やっぱり気になるのは金利ですよね。確かに借りる金額が大きいので、0.1%の金利の差でも支払い金額に影響を与えます。
でも、住宅ローンって金利だけで選ぶのは少し危険。
団体信用生命保険という保険内容もしっかりと確認しないと、もしもの時が大変ですし、毎月の返済や生活費も大きく変わってくるんです。
そこで今回、熊本の地方銀行の1つ熊本銀行の住宅ローンが展開している団信の内容を詳しく見てみましょう!
そもそも「団体信用生命保険」ってなん?
団体信用生命保険(団信)とは、ざっくり言えば住宅ローンを契約すれば自動的についてくる生命保険のようなもんです。
団信というと、契約者が他界したときに住宅ローンがチャラになる保険というイメージが強いもの。
ですが、最近は医療も発達してきているので他界時よりも、もし契約者が病気などで働けなくなった場合、住宅ローンをどうするのか?という内容に変わってきているのが大きな特徴です。
ほらよくCMであるじゃないですか。
「病気やケガで入院しても生活費も保障します!」みたいな生命保険のCM。
あれの住宅ローンバージョンって思っておけばOKです。もし契約者が入院などで収入が途絶えた場合、一定の条件を満たせば住宅ローンの支払いが0になりますよーって内容になります。
でも、どこまでを保障するのかは申込先銀行によって違うんです。
だからこそ、住宅ローンの申込先を検討するときには、金利だけではなく、この団信も重要な選択ポイントになるという訳です。
熊本銀行住宅ローンの団信は震災に特化している
熊本銀行住宅ローンの団信の特徴は、震災に特化していることです。
やはり熊本地震を体験した熊本県の地場銀行だからこそ、震災後どのような生活になるのかを肌で感じていますから、より契約者の生活に密着した内容になっています。
それではまず、無料で付帯してくる団信の内容から見てみましょう!
熊本銀行住宅ローンで無料付帯する団信は「がん保障」
熊本銀行住宅ローンの団信でお金がかからない団信は「がん保障」です。名前だけを聞くと、がんにならない限り縁がない商品のようにも感じられますが、そんなこともありません。
基本情報は以下のとおりです。
無料でこんだけついてくるなら、現在加入している生命保険を格安の商品に見直すことも可能です。
そして注目は、自然災害による入院や立ち退きの部分。
自然災害が原因で入院した場合には、1日2,500円×入院日数を受けとることができます。また避難勧告・避難指示で48時間を超える避難を行ったときに、一世帯につきお見舞い金5万円が受け取れます。
これって結構すごい事なんです。
どこの住宅ローン団信も、大体病気に対する保障ばかりなんですね。しかし熊本銀行住宅ローンの団信は病気にプラスして、自然災害時の保障も備わっています。しかも無料!
手厚い保障ならば「三大疾病+五つの重度慢性疾患保障」
「もうちょっと保障が手厚いほうがいいかなあ」という事ならば、金利0.3%上乗せになりますが、「三大疾病+五つの重度慢性疾患保障」も展開しています。
基本情報は以下のとおりです。
無料との違いは、5つの重度慢性疾患に対する保障です。
高血圧や糖尿病は、誰にでも可能性はありますから少しでも心配という事ならば、金利に上乗せしてでも保障してくれるタイプがいいでしょう。
しかし、単に「あーた高血圧ね」と診断される程度で保障される訳ではありません。
・住宅ローン借入日から3カ月を経過した日の翌日以降に、五つの重度慢性疾患で就業不能状態となった場合
・就業不能状態が1カ月を超えて継続した場合、月の住宅ローンの返済額を保障(最大11カ月)
・就業不能状態が12カ月を超えて継続した場合、住宅ローン残高0
となるのです。
要は、働けなくなった場合、1年未満の休職なら月の住宅ローンが免除、1年以上なら住宅ローンが0になるという訳です。
これも結構、画期的な内容で「1年以上の就業不能なら住宅ローン0」は結構よくあるんですが、月の住宅ローンの返済額を保障するのは珍しいんです。
まとめ
その他いろいろ細かな規定はありますが、保証内容だけ見ると画期的な保証内容であると言えます。住宅ローンは最長で35年もお付き合いしていくローンです。将来の「もしも」のためにかける保険が団信なので、金利だけではなくしっかりと保証内容も検討していくことをおすすめします。