
結婚した、家族が増えた、なんだか最近周りが「家!」「家!!フォウ!」って騒いでるから、なんとなく自分も…。家を購入する理由って人それぞれですよね。でも、多くの人は「これこれこういった事情から、我が家は賃貸よりも持ち家が最適だと家族会議で結論が出たのであります」って明確な答えが出ているものでもない気がするのです。
だって極論を言えば、持ち家だろうと賃貸だろうと、キャンピングカーだろうと、生きていけるじゃないですか。
「持ち家なら自分たちが好きなようにカスタマイズできる!」…最近は賃貸でもセルフリノベOKとしている物件も出ています。
「だって家賃もったいないし!」…その分固定資産税や修繕費の負担がありませんし、物件によっちゃ水道代の負担も一律じゃありません?
何が正しい!!これが間違い!!なんて野暮な話をするつもりは毛頭ありませんが、大金支払う訳ですからね。一度冷静になって改めて自分に問う時間があったっていいと思うんですよ。「あれ?そもそもなんで家欲しかったんだ?」って。
熊本県の持ち家率は64.1%

出典URL:https://uub.jp/pdr/h/home_3.html
2013年の資料ですが、熊本県下での持ち家率は、64.1%。つまり10人に6人程度は持ち家派なんです。
そう考えると確かに「周りが持ち家建てたってやたら聞く」ってのも頷ける数字ですよね。だってもはや過半数以上って事ですもん。多数決の法則に従うのであれば、これもう買うしかない!ってなっちゃうのですが、別に多数が持ち家であったとしても、無理にあなたが建てなきゃいけないって理由には繋がりません。
自分のためじゃなく家族に安心して住める家を残せる
「皆が持っているから」って理由で、無理に家を購入する必要なんてありません。
しかし、このまま賃貸で暮らしていて、万が一不慮の事故にあったとき、残された家族はその後どのような居住生活を送るのだろう…。という点はしっかりと考えておきましょう。
特に世帯主であれば、切実な問題です。
どうしても世帯主の収入に合わせ、家賃設定もしていますからその世帯主がいない=定期的な収入が途絶えるという事。でも、もし持ち家であれば団信保険に加入していますから、世帯主に万が一が起きたとしても、住まいは残せます。
しかも住宅ローンの残債もなくなるので、亡き後に「ローン返せない」という事態は避けられます。
対して賃貸であれば、世帯主が他界しようと毎月変わらず家賃は発生します。大きく賃貸と持ち家が異なる点はここなのです。確かに毎年の固定資産税などは発生します。しかし万が一を考えた場合、その支払い金額と残された家族の負担、どちらが比重があるのかを一度検討してみるといいでしょう。
まとめ
周りがどんどん家を建てだすとどうしても「…おっ!?自分とこもそろそろ?」なんて焦ってしまいますよね。でも別に焦る必要なんてないんです。一度購入すれば最長で35年間もローン払わなければいけませんからね。一瞬のテンションの代償にはあまりにも高額。
なので、一度自身をクールダウンさせて「そもそも何のために家買う?」という点を明確にすることが重要なんです。
そこさえ明確ならば、今後組む住宅ローンの予算も無理のない金額を検討できますよ。ぜひ参考に。