転職と住宅ローンと私。愛する家族のためどう切り抜ければいい?

LIFE PLAN

希望にあふれ企業に就職したが、結局退職してしまった。…誰しも1度はそんな経験ありますよね。

働き方改革で、一度就職したところに定年までいれる保証なんてもうよほどの事がない限りありませんし、家族構成が変わったりすれば現状よりも高い収入を得られる会社に魅力を感じるのも自然なことです。

転職することは何も悪いことではありません。しかし、こと住宅ローンにおいてはこの転職が結構なダメージをもたらせることがあるんです。

転職と住宅ローンと私の関係性について見てみましょう。

借入前に転職していたら審査に影響はでる

転職が最も住宅ローンに影響を与えるのは、借入前つまり住宅ローンの審査時なんです。

住宅ローン審査時で審査される項目は大きく分けて以下の4つです。

  • 収入
  • 他社借入金額や返済状況
  • 勤務年数などの属性
  • 担保となる物件価値

 

はいここです。勤務年数などの属性ってやつですね。ここで大体ひっかかります。「いや確かに勤務年数は短いけど、間違いなく収入は得てるし」って憤慨しちゃいますが、住宅ローンは収入金額よりもいかに安定した収入を得ているのか?という点を重視する傾向にあります。

だって住宅ローンの借入金額ってめっちゃ高いじゃないですか。高額融資をするってことは、長期間にわたる返済が待ち構えているという事です。

勤務年数が長ければおおよその1年間の収入って分かりますよね。ボーナスがあれば「まあ大体この程度かな」なんて予想もつくものです。しかし勤務年数が1年未満の場合はどうでしょう。

ボーナスがそもそも本当にあるのかも分からない、ひょっとしたら月によって収入にバラつきがあるかもしれないなど実際に勤務している本人も分からないんですから、融資先の金融機関も分かる訳ありません。

給料の増減に関わらず、住宅ローンは毎月返済しなくてはいけませんから、そんな「まだよく給与形態とか分からん」って人に貸すにはあまりにもリスクが高いのです。

また転職して日が浅ければ「また辞めるんじゃ」など思われてしまう傾向にあります。なので勤務年数は最低でも1年、可能ならば3年以上は欲しいところなんです。

そのため転職したばかりで勤務年数が浅い人や、転職を繰り返している人は、安定した収入を得ていると確証しにくいので、審査に通りにくいのです。

勤務年数が短くて審査に落ちた時の対処法

勤務年数が短かったり転職回数が多いと、どうしても審査にとおりにくい傾向にあります。とは言え、家族からのプレッシャーもすごいものですよね。どうにか審査にとおりたい、でもこのままだと難しい…。そうだ詐称すればいいんじゃね?って考えちゃいますが、それは絶対にやめときましょう。

確実にバレます。バレる要素は社保です。取得年月日で「こらどーし!!違うたーい!!」って反映するんです。

もし勤務年数を詐称していれば、あっという間に審査落ちです。正直に記載しておけば、ひょっとしたらの可能性はあるのに自ら棒に振る行為なんでやめときましょう。

それでは、もし勤務年数が短い、または転職回数が多いことが原因で住宅ローン審査に落ちてしまった場合、どのような対応策があるのかを見てみましょう。

他銀行にも目を向ける

1つの銀行に融資を断られたからって、他の銀行でも同じ結果だとは限りません。

中には勤務年数の条件を掲げていない銀行もありますから、まずは他銀行にも目を向けてみる事が先決です。探すさいには金利だけではなく申込み条件も一緒に確認する癖をつけておくといいでしょう。

どんなに金利や借入条件が良くても、そもそもの申込み条件に該当していなければ審査落ちになってしまいます。

3年は貯蓄期間に充てる

もし緊急を要する話ではないのなら、潔く今回は見送る勇気も必要です。先に話したように勤務年数は3年は欲しいところ。でも単に時間が経過するのを待っているのはあまりにも時間の無駄遣いです。

借りる年齢が上がればその分、完済までの年月が短くなります。てことは35年フルローンでは組めない可能性も出てくるのです。

そのため3年間は貯蓄期間に充てておきましょう。そしていざ3年後、貯蓄金額を頭金として入れればその分借入金額も抑えられますから、返済金額も少なくなります。

返済中に転職!申告したら一括返済?

住宅ローンって非常に長い期間に渡りお付き合いしていくものですから、ローン返済中に転職という可能性だってある訳です。

結論から言えば、ローン返済中に転職したからと言って一括請求が入るようなことはないので、安心してください。ただ転職しようが無職になろうが必ず毎月請求はやってきます。

転職するのは問題なくても、それが原因で返済できないとなれば、また話は変わってきますから注意しておきましょう。それでは仮に転職後の収入が以前よりもダウンした場合、どうしたらいいのかを見てみましょう。

収入がダウンしたら銀行にリスケの申し出をする

転職により年収が大幅にダウンしたら、本当に返済できなくなる前に一度、借入先の銀行に相談をしましょう。

各銀行によってどこまでフォローしてくれるのかは変わってきますが、大体どこの銀行もリスケジュールの相談には乗ってくれます。リスケジュールとは、その名の通り、返済スケジュールを組み直す事です。

例えば30年ローンを組んでいたのであれば、返済期間を35年に延ばすことで月の返済金額をダウンさせたりする方法です。また団信によっては休職中の返済免除などを特約にしているところもあるので、どんな団信内容だったのかも合わせて確認しておきましょう。

まとめ

住宅ローン申込前の転職は本当におすすめできません。でも「そうも言ってられない」って事情がある人もいる事でしょう。同じ転職という枠でも、キャリアアップのための転職や、同一職種であれば考慮してくれる銀行もあるので、まずは申込をする前に一度相談をしてみるのも方法です。

また住宅ローン返済中の転職が原因で、もし返済が困難になりそうならば、滞納してしまう前に必ず自分から相談に出向きましょう。滞納になってしまえばあとは容赦なく、粛々と競売手続きに入られてしまいます。そこは避けたいとこなので、必ず相談をすることをおすすめします。

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