
今回のコラムは「神棚(かみだな)」の話です。
賃貸に住んでいる時にはなかったけれど、一戸建ての新築を機に神棚を作る人も多いもの。
また、
・いよいよ新築!という時に「神棚はどうするの?」といきなり実家(もしくは義実家!!)から聞かれて焦った
・何も考えていなかったのに、直前に神棚を設置することになって置き場所に困ってしまった
なんていうケースも、意外とたくさんあるんです。
でも神様なのだから、バチ当たりなことはしたくないですよね。前もって神棚のこと、考えてみませんか。
神棚って、絶対にないとダメなの?
結論から言うと、神棚は家に置きたいと思う人が自由に置いて良いもの。仏壇とはちょっと違うんです。
仏壇であれば、基本的には「本家」の仏間などに設置しますよね。長男でなければ、将来的に実家の仏壇を引き継ぐ可能性も低いでしょう。
でも神棚は本家にだけ置くというような決まりはないため、長男でなくても各家ごとに設置してもいいんです。
信心深い実家であれば、家ごとに神棚を置くのが当たり前!という考えも珍しくないかもしれません。こういった家庭では、次男でも三男でもみんな神棚を置くものとして話が進んでいきそうですよね。
特に自分からは積極的に考えてなかったけれど、実家からのすすめで神棚を設置するというケースも多いようです。実家との関係性を考えて決めても良いですね。
神棚を置く場所は、設計段階であらかじめ考えておく
新築住宅に神棚を置きたい場合は、間取りを考える時に場所を決めておくと良いでしょう。
それほど厳密な決まりはありませんが、神棚は南向きか東向きに置くのが理想です。そのため、北側か西側を背にして設置することになります。
人が集まる明るい場所が良いとされているので、窓から自然光がよく入るリビングなどに神棚を置く家も多いようです。
あまり低い位置にしてしまうと、神様を見下ろす高さになってしまい良くないと言われています。天井から少し下あたり、大人の背丈より少し上になるよう調整しましょう。大人が見上げる高さにしてください。
また、仏壇との位置関係には注意が必要。
2つを同じ部屋に置いても構わないけれど、向かい合わせにするのはNGなのだそう。
ひとつの部屋に仏壇と神棚をどちらも置く場合は、L字型の配置にするなど、向かい合わせにならないよう工夫してみてくださいね。
神棚ってどこで買えるの?
神棚を置くことに決めたけれど、そもそもどこに売ってるの?という疑問が。
神具店などの専門店はもちろんですが、実は通販サイトでも簡単に買えます。
また、ホームセンターにも神棚本体から関連する小物まで色々と揃っているので、まず見に行って見るのも良いでしょう。
神棚と一口に言っても、それぞれ大きさやグレード、仕様などが違うし、相場もなかなか判断がつきにくいもの。
とりあえず通販で見て一番安いのを購入!というよりは、実店舗でいろいろ見てからの方が安心です。
仏壇でも同様ですが、リビングの一角に設置して違和感のないモダンなデザインの神棚も出てきています。
実家からのすすめで置く人は、実家の神棚を買ったところへ相談してみるのも良いでしょう。
早めに家族や親の意見を聞いておこう
いずれにしても、家が完成してからいざ神棚を!という話になっても、場所を確保するのは意外と大変。
後になって設置するとなると、余計なお金もかかるかもしれません。
直前になってあわてないよう、神棚については早めに家族や親族などの関係者に意見を聞いておくと安心ですよ!