
昨今は、パパもママも何かしらのお仕事をしている、というご家庭の方が増えてきています。
そうなると、俄然気になってくるのが二世帯住宅という選択肢。
でもいくら親といえども、生活リズムも異なるから気を使いあい、なかなかくつろげないんじゃない…
内装のインテリアも好き勝手できない…。
そのようなお声もよく聞きます。
そこで今回お邪魔したのは、熊本市にある【アラセンハウス】の完成見学会。
プライバシーにも配慮した理想的な二世帯住宅が完成しましたよ。
玄関から分けるのってやっぱりアリ
二世帯住宅で悩みがちなのは「玄関ドア分ける?分けない?」という部分。
分けた方が、帰宅時間が遅くなっても気を使わなくていい、という反面、予算が上がってしまうという面もあるので、非常に迷ってしまうところです。
それぞれ家庭によって「分ける」「分けない」の必然性が変わってくるのですが…
今回お邪魔した二世帯住宅は玄関は別。
向かって右側アッシュグレーの玄関ドアが親世帯、左のブラウンの玄関ドアが子世代です。
分けることでプライバシーを配慮できますし、子世代は少し広めに広さをとって収納をメインにしています。
ウォークインクローゼットが付いているので、濡れたレインコートなどここで乾かすついでに収納が可能です。
それぞれ気楽な距離感
いくら家族といえども、大事にしたいのが互いの世帯への距離感。近すぎては完全同居と変わりませんし、遠すぎてもなんだか違う。
どこで落としどころをつけるのか?が、また難しいところですが、今回お邪魔した二世帯住宅では
つながっているのはこの収納も兼ねた通路のみ。
完全に分けているようでも、この通路でつながっているので、いつでもお隣の世帯に会いに行く事も可能。
隣の世帯と隣接している壁の厚さはなんと倍。これで、生活音が響く問題も解消できますよ。
「使い勝手」は住む人で変わってくる
いくら「この動線使い勝手がいい!!」と思っても、親世代、また子世代も必ずしもその思いが合致する訳ではありません。
子育て真っただ中なのか、夫婦まったりとした落ち着いた生活なのかでも大きく、使い勝手の良さって変わってきます。
今回お邪魔した二世帯住宅では、居住空間を完全に分けていますので、互いの「使い勝手の良さ」は干渉されません。
親世代での要望は「寝室と洗面をできる限り近しい場所で」。
要望通り寝室の横に洗面所が設けられています。
一方、子世代で重要視するのはやはり収納面。
玄関先の壁面収納をはじめ
回遊式のパントリーを設置。ドアも設置しているので、仮に乱雑に収納していたとしてもそのままスーッと扉を閉めておけば、玄関先からお客様の視界に入ることはありません。
「今日は買い物多そうだな」というときには、開けっ放しで。
そのまま荷物を直線で、なおかつ最短ルートでパントリーまで運べます。
何を重要視するのかは人によって違う、だからこそ。
それぞれ世帯で「何を重要視するのか」で意見ってどうしても分かれます。
それは年齢も性別も、なんなら毎日のルーティーンさえ違うのですから、それはごくごく自然なことでもありますよね。せっかくの二世帯住宅ですから、そのような互いに心地いい空間にしていく事が重要になってきます。
自分の快適さはほかの家族も決して同じではない。違いを認めて意見を交わしていくことで、互いに満足できる空間が生まれてくるのかもしれませんね。
今後「二世帯住宅を」と検討されているご家族はぜひ参考にされてください。