
家を建てる際に考えるのは、どの方角でどの程度光が差し込むのか?という点。当たり前ですが、太陽は動きますから、ずーーっと1日中同じ強さで光が差し込むわけじゃありません。
「ここもう少し明るかったらなあ」なんて、光のボリュームばかり考えてしまいますが、陰影を利用すれば部屋をアートにできるんです!適材適所ならぬ「適光適所」を意識するだけで、もっと暮らしやすい室内になりますよ。
玄関は光でおもてなし
施工実例 一条工務店
玄関ってその家の印象の大半を占めるほどの重要な場所なんです。ごちゃごちゃ物を置いておくよりも、潔く光でおもてなし。なんて、かっこよくないですか?解放感たっぷりの大型FIX(固定ガラス)窓を1枚設置しておくだけで、洗練された雰囲気になりますし、視覚効果で玄関が広く見えるというメリットも。
リビングの色味を抑える。それだけで光が主役になる
施工実例 リブワーク
モノトーンインテリアなどで色味を抑えたい!でも、モノトーンインテリアはスタイリッシュな分、少し重たい印象を与えてしまうことも。そこでぜひ採用したいのが、光の演出。とは言え、何も特別な事なんてすることありません。リビングの方角を南向きにしておくだけでOK。
他の方角だと、どうしても光が差し込む時間が限定されますから、やっぱり南向きが優秀なんです。モノトーンインテリアが主役ではなく、そこに差し込む光が主役なインテリアなんていかがでしょうか。
絵本スペースだから直射日光は避けたい
施工実例 リブワーク
フリースペースに設けられたのが、子供専用の絵本スぺース。子供がいるところ、そして本を読むところだから明るいところでなきゃ!!ってイメージが強いものですが、案外、直射日光の下で本を読んだ方が目が疲れやすいんです。
特に今からますます暑くなるので、影の部分が重要に。上手に陰影を利用しながら落ち着いて本を楽しめそうですね。
もうこれカーテンなしでいいんじゃないかな
施工実例 無印良品の家
「なんやかんや言っても、常にリビングには光が欲しい」というご家庭も多いものですよね。せっかく大き目な窓を設置するのであれば、窓から見える景色だって重要なんです。
庭にあるお気に入りの植物を愛でたり、遠くの景色を借景したり。光を取るだけの窓ではなく、プラスアルファな楽しみがあったほうが、より日常を豊かにしてくれます。
まとめ
「この方角だとどの程度光が入るかな」って事ももちろん重要。というか大前提です。でもどの程度光が入るのかなんて時間帯によっても変わるものなんですから、光とそれによってうまれる影で、どうスタイリングできるのか?を考えたほうが、ワクワクしませんか?
イメージどおりの陰影が生まれれば、部屋がとたんにアートになりますよ!ぜひ参考に。