
昨今、様々なデザインの家があるものですが、こと二世帯住宅となると一気に無難なテイストになりがちですよね。そりゃ自分たちだけが住むわけじゃないから100%の希望って叶わない。最終的には無難な感じでおさめる…。
でも、もうそれってやめません?
だって、熊本でかっこいい二世帯住宅って作れるんです。
今回、熊本市中央区出水にある、親・子・孫の三世代でかっこいい同居を叶えているお宅にお邪魔してきました!
熊本市中央区出水に突如現れた西海岸
シンボルツリーのヤシの木が映えるこの場所は、熊本市中央区出水。
お隣の公園のフェンスをも活かし、西海岸テイストな外構でゲストをお迎えしてくれます。広々とした庭で家族や友人などを交え、バーベキューを楽しんでいるのだとか。もう贅沢!!
お施主様のK様ご夫婦。突然の取材申し出にも関わらず、笑顔でインタビューに応じてくださいました。
ー二世帯住宅を建設されるうえで最も重視したところってどこですか?
「今回、震災を機にじゃ一緒に住もうかっていう話になったので、最初から二世帯で暮らしていたわけじゃないんですよ。なので、重視したところは、互いに気兼ねなく暮らせる”距離感”ですね」
「あと子供が4人いますんで、それらを考慮したうえで、我が家にはスキップフロアがいいだろうって」
ーえっじゃ合計…
「父母、我々夫婦、子供4人の合計8人で暮らしてます」
ーえーーー!!俄然、どのような造りにされているのか興味が!
「どうぞ中を見られて結構ですよ」
1階は親世代ゾーン
1階は、親世代ゾーン
ダイニング横にはくつろぎの和室。キッチン横にはパントリーも完備。洗面所や浴室も父母専用です。段差もなくバリアフリーですから、イメージとしてはマンションで暮らしている感じの造り。
引き戸を締めておけば、プライバシーは確保できますし、玄関横なので子供が帰宅した時にはすぐに「おかえり」って声をかけられる距離感です。
中2階は寝室
ー1階部分から思ってたんですが壁紙使い、めっちゃオシャレですね。
「そうですね。結構こだわった部分かも。施工してもらったストーリーハウスさんと一緒に色々悩んで決めました」
中2階のスキップフロアは夫婦と父母の寝室の2部屋を設けています。
2階は子世代ゾーン
ーなんかもう一言でいうと「かっこいい!!」につきます。
「やーありがとうございます」
ーかっこいい!っていう見た目だけじゃなくって、初めてきたのにこのやたら落ち着く感ってなんなんでしょうか。
「ひょっとしたら木材を多く使っているからかも」
「あとは間接照明をあえて個数を減らしてるんですよね。そこで陰影が生まれるから落ち着くのかもしれません」
ーそう言われれば照明とかもこだわってそう…
「照明?いやこれ”お値段以上”でお馴染みのあの店で購入ですけど(笑)」
ーえっ
「いやほんとに。すべて高価なものを買いそろえられませんよー!無理ーー!(笑)」
リビングからさらにスキップフロアを設け、下の子2人の部屋を設置。普段はオープンにしているものの、子供の友人がお泊りに来た時などは、リビングとの仕切りができるように板壁が設置できるように工夫しています。
隣は上2人の部屋。
部屋が必要になる年頃には、今使っている上の2人が独立するのでそのまま部屋のスライドが可能。
「程よい距離感」を意識した家づくり
ーいや~もうほんと「こんなカッコいい二世帯住宅があったんだ!」って感動です。
「ありがとうございます(笑)お風呂や洗面所、キッチンといった水回りは完全に別なんですけどね。玄関だけは共同で使ってます。なんか色々考えはあると思うんですけど、我が家にとってこれがベストな距離感なんですよね」
「うん、だね。玄関まで分けると、なんか違うよねって」
ーお子さんが2人以上いるご家庭ならば、やっぱり子供部屋の割り方なども考慮しなくちゃいけない問題が出てきますよね。でもK様宅のように、あえて1人部屋は作らない、という選択もあると。
「そうですね。でもこれうちが4人とも男の子だから、考えられたってのも大きいかも。これで1人でも女の子がいれば、きっと個室を作ってただろうし」
「あと、年齢差もありますね。一番上の子が高校生、下の子が小学1年生なんで。下の子が部屋を必要とする年齢になったときって、もう上の2人も独立してるんで、そのまま部屋をスライドさせればいいやって(笑)」
ー確かに性別や年齢差を考えれば、あえて1人1部屋って必要ないかもですね。
「そうですね。兄弟仲もいいんで、ホラー映画見た後は兄弟で固まって寝てますね(笑)」
ー熊本県内でも数多くの建設会社が二世帯住宅って作ってますが、今回ストーリーハウスに決めた最大の理由を教えていただけますか?
「完全なる一目ぼれです(笑)」
「僕、不動産関連の仕事をしているんですが、その仕事の関係でたまたまストーリーハウスさんのモデルルームに書類を届けに行ったんですよ。そこでもう(笑)」
ー奥様は?どうでした?
「主人が”いい家あった”って言うから一緒に見に行って。もう私も一目ぼれです(笑)ここしかないなって」
「見た目だけじゃなくて、機能性だったり耐震性だったり…。要はコスパ高かったんですよ」
ー”でも、ぶっちゃけここ後悔してんだよね”って所を教えてもらえますか?
「えーー!ないよ!」
「でも、ないって言ったら嘘っぽい…あっ!!!」
「ここです!!実はこの洗面所の部分に収納を作ろう、棚作ろうって思ってたんですよね。でも引っ越してみたら、壁に穴をあけるのがどうしてもイヤになっちゃって(笑)。で、今収納ケース置いてるんですけど、今考えるともう工事の時に一緒に造作棚作ってもらっておけばよかったなって」
ー確かに新築の壁に穴開ける勇気って相当です。
「そうなんですよー。なのでもしこれから家を建てられる方には”最初からプロにお任せした方がいいよ”って言いたい(笑)」
ーありがとうございました!
まとめ
今回、親世代、子世代、孫世代の3世代で同居しているご家庭にお邪魔しました。
イマドキのおじいちゃま、おばあちゃまって気持ちが相当若い!個人によって好みは異なりますが、絶対に和テイストでないとダメ!って事もないんです。また子供も1人1人に部屋を持たせても、いずれ出ていってしまえばそれはそれで維持していくのが大変になってきます。
「二世帯なんだからこうでなくちゃ」ではなく「我が家の人数は」「ライフスタイルは」から考えてみた方がいいかもしれませんよ。ぜひ参考に。